千羽鶴作りまくるキチ女の死ぬ迄の日常

クリエイターになりそびれたヤバい女に日常日記 ※不定期更新

つまんねー日常だが私にとってかけがえのない日々

あー今日も始まった。

朝だ。朝が来てしまった。

眠剤でうつろな視界を広げてみると、インターフォンに赤い点滅するものがみえた。

おっと配達員さんがきていたようだ。朝早くからありがとうございます。

そんなことを思いながら、昨夜の曖昧な記憶を辿りつつ、もう既にライフラインとして必需品になってしまった携帯をチェックした。最近登録したばかりの婚活アプリとLINEの通知が来ている。着信はない。

とりあえず布団で意識がちゃんとするまで、デバイスで時間を確認した。9時半。廃人にしてはやや早起きのうちに入るだろうか。

そこから愛するペットのハムスターの小屋を見たが、既に就寝しているようだ。ごはんチェックしなきゃだ。こいつがいなきゃ私はたぶん生きていない。多分亡くなってしまって私がまだこの部屋に居座っていたら同じハムスターを飼うと思う。捕食される立場にあり、常に臆病で周りを気にしながら生活するハムスターはわたしととても生態が似ている。そこがとても気にいっていて、今のハムスターにとってはよく知らぬ巨人と暮らすのは苦痛だろうが、私にとっては既にライフライン。ライフワーク。

ハムスターにとって重要な部屋の湿度、温度をチェックした。結構寒いかな?慌てて電気ストーブをONにした。無論ハムスターの方角にストーブは向けている。私は着る毛布を着ているし、敷布団のパットの下には電気パットを敷いている為、冬は日光育ちの私にとってはこれで充分。加湿器はというと、働きすぎて水がなくなっていた。

加湿器の水を足す、私のサプリメントと服薬、インターフォンの確認作業、朝のトイレ、携帯の確認、ハムスターのご飯を終え、朝の一服といきたい所だが、煙草吸うには胃が気になる為、友チョコ用に季節柄買っておいたチョコレートを口にした。煙草に火をつけ、ハムスターの環境を良くするためにどうしたらもっとヤツのQOLが高まるか想像しながら、このblogを書く時間に充てた。

宅配ボックスも気になってはいるが、午前中は管理会社から派遣された方が部屋の外できっと課せられた課題で働いているため邪魔してはまずい。とりあえず確認するのは午後にすることにした。

昨日ふとApple Musicのあなたのステーションを聞いてみたところ、私の昔よく聞いていたが決してプレイリストには入れないような個人的な曲もいい感じの繋ぎで止めどなく流れているのをただ聞きながら、私の人には決して言えないような気持ちをこじ開けられたような気がしていた。

私はとある調書を警察で書かれておりまだ署名はしていないが、重要参考人でありもしかしたら被疑者だ。そして告発の相手は好きだった異性。結婚など到底しそうにないが、恋焦がれ仕事の終わりには思い出してウキウキしながら家路に帰ったり、寝ている間相手とのやり取りを夢でみていたような男性だ。今は完全に彼にとって私は敵となり、恋どころか何もかも予定がなくなった。もしかしたら予定すら無かったのかもしれないけれど。

その気持ちを隠して生きているのはあまりにしんどい。調書を取り消す事は出来ないしご法度である。私は永遠に相手の敵なのである。これを愛憎劇と呼ばずに何といえばいいのかすら分からない。

気持ちを紛らわす為に婚活をする事にしたのは調書の後、ハムスターを飼った後である。人生の友ハムスターの寿命は短く泣きたいぐらいどんなに尽くしても短過ぎる。人間、異性を伴侶として迎えれば、全て順調に行くと思ったがそうもいかなかった。

私は見た目がそんなに悪くはないらしく、寧ろ土台が良いというのを人から聞いて知った。皆自分の見た目等、客観視できているようで出来ていないのだ。色んな人から言われなくては、性格はどんな、見た目はどうだ、全く分からないものである。しかし、かなり痛い本気の恋も敗れ被れになった三十路過ぎの私にとって、見た目の向上心等皆無に近く、引かれそうだが髪の毛は三日ほど洗っていない。ハムスターがドライヤーの音を気にするだろう、を言い訳にしている。最悪の見た目だが、昨日は部屋着のまま近くのコンビニまでライブチケットを発券しに出かけた。そのまま頭を洗わずじまいだが、今日は洗う。流石に良くないだろうから。

そろそろもう一本煙草を吸って、ゲーム環境を整えたり、宅配ボックスを確認したり、 配送チェックもしなくてはいけない。ハムスターが起きる前に髪を洗わなきゃいけない。そしてヤツが起きる前に小屋の居住環境も良いものを提供しなくてはいけない。LINEも返していない。やる気がないが1ヶ月課金した婚活アプリも返信しなくてはいけない。流石にサボりすぎていては、会う前から飽きられて第一印象も最悪である。無論本気の相手など皆無に等しいが、一応やるだけの事はやらなくてはいけないのだ。この世に生きる事はそういうことだから。